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2011年6月9日(木)、弊社代表の清久が岩手県立大学で講演をしました。
本講演は、ソフトウェア情報学部の講義『起業論』の一環として開催されました、
この『起業論』は学部3年生が100名程度履修する科目でした。
この度、御縁があり、外部起業家としての講演の機会をいただきました。
テーマを“ベンチャーの創業や起業”とした講演内容を掲載いたしますのでご覧ください。
よく学生を採用面接していると夢とかビジョンとか経営理念とかを語り、それが合致するからこの会社に行く。という理想的な話しかしない人が多い。
でも、それはOneOfThemのファクターであり、事業とは金儲けである。
金儲けがきたないとか、よくないとか思う人は、NPOに行けばいい。ボランティアをやればいい。事業、企業はボランティアではない。
企業は、事業を興し、顧客に対して何らかの価値を提供し、その対価としてお金を受け取る。そして、たまったお金から、人件費、家賃などの経費をさし引いて、
残った半分を所得税として国に治める。人件費からは個人の所得税、厚生年金、健康保険、雇用保険といった、国にたくさんお金を収める。
行ってしまえば、国に吸い取られる、搾取されるということです。これがいわゆる日本国に対する社会貢献とも言うことができる。

で企業はさらに、残ったお金から、自主的に募金をしたり、恵まれない人たちに寄付をしたり、海外の貧しい国の子供たちを応援したり、といったプロジェクトを行う。
でも、毎年赤字が1億毎たまっている会社で、いつつぶれるかもしれない、給料も社員に十分出せない会社が、上記の社会貢献をできますか?
まずは、おまんま食わないといけないし、生きていかなければいけない。なのでまずは自分たちの集団の中でいかにお金を儲けて、蓄えて、何年か先に赤字になっても、
その貯金で食っていけるように準備をしなくてはいけない。他の人や国にお金を渡している場合じゃない。それがベンチャー創業であり、起業である。
最近の学生、若い人は平和ボケしていると思う。また、経営者と社員の立場になってもかなり意識が違う。
社員は、会社が食わしてくれると思っている。そして会社の調子が悪くなったら、他の会社でまた雇ってもらえばいいと思っている。
でも経営者はすべてのリスクを負っている。社員を食わせられなくなる前に、自分の給料を0にしなくてはならない。
その割には儲かって、役員報酬たくさんもらうとブーイングを浴びる。そういう意味では割に合わない職業である。まあでも、そこは要領で、日本は上記の文化があるが、
米国は違う。成功した人が賞賛される文化がある。そのあたりはうまくやるしかないし、俺はまあまあうまくやっているつもりだ。
で、最近の若者の話に移ると、地震がありました。日本中が一致団結しました。少し、戦後の感覚だと言っていた人もいました。
でも創業期のベンチャー企業は、まさにそれを同じ感覚で、毎日が戦いで、毎日がサバイバルゲームです。少ない資金と、少ない社員、そして少ない実績で戦い続けなければならない。そのようなものです。
だから、起業はまず金儲けできるかどうか十分考えてからやらないといけない。
1つリスクヘッジをするとすれば、また、自分の経験を話すとすれば、たくさんの出資を募れるか、またたくさんお金を自分の信用力で借りることができるかどうか。そして、それをいつか必ず返すことができる自信と確信と意志があるかどうかが大事。
FBのザッカーバーグももめたように、そういったお金というきたないものとうまくつきあえるかどうか、がとても重要です。
よく学生は、いつか起業したい、独立したいと言います。でも、起業=独立じゃない
起業は、自分が100%オーナーでスタートしたとしても、増資したりして、株主が増える。ということはオーナーは一人じゃない。孫さんも三木谷さんも藤田さんも
100%オーナーじゃない。世の中で100%オーナーの会社は少ない。おそらくレストランとか雑貨屋さんとか、個人経営者はそうかもしれない。
じゃあ起業独立をどっちの形態で考えているのか。おそらく前者の方じゃないか?
ということは0%株主だって起業じゃないか?ということは、社内で事業部長になるのも起業だね。つまり、起業=独立じゃないということです。
必ず誰かと一緒にやることになるから。
また、株主以外の観点で言えば、起業した後には、いろんな外部の人たちの協力を得ないと、事業は成功しません。お客さん、社員はもちろんのこと、困った時に相談できる人、提携先、仕入れ先など。つまり、起業は1人でできるものじゃないし、サラリーマン時代には、社内のネットワークがメインだったものが、起業すると多岐にわたる外部のネットワークがメインになって一緒に事業を進めていくという形にかわるだけです。つまり起業=独立ではないということです。
世の中のことを広く、ところどころは狭く深く、知ること。そして、いろんなことをすぐに試してみること。
たくさん小さい失敗を重ねて学習すること。これを繰り返すことです。
エンジニアはものを作り出すことができますが、世の中のことを広く知ることに抵抗がある場合があります。それはフットワークを使わないでPCの前で
すべてが完結すると思っているからです。
なので、優秀なエンジニアは、足を使って、世の中のことをたくさん知り、たくさん話して、たくさん行動し、たくさん失敗するという
上記のルーチンができるエンジニアになりましょう。
そうすれば、新しい事業を生み出すことができるでしょう。そういう人はぜひ、J-Paymentで修業してくれればと思います。明日東京に来てください。
それぐらいの行動力が必要です。